記憶していく
ベランダに当たる陽が
暖かそうに見えた昼下がり。
父と母は買い物に出掛けていて
ここはとても静かだった。
朝、一度起きたものの
あまりに寒くて、そっと目を閉じた年明け。
どうやら初日の出は、
とても綺麗だったということを
あとから知る。
のんびりと過ぎていく正月。
老朽化で、建て直しすることが決まった
この団地に居られるのも
あと少し。
ここに詰まっている記憶を
記録にしておかなくてはと思っている。
冬の柔らかい光が好きだと思っている。
優しい光の中で撮れば、
その記録も優しくなる気がしている。
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