蒐集

写真を撮ったのは
目に付いたものだったから。

そういう単純さで蒐集している。

きっかけなんて感覚的で
そこからカメラを通して
何かと会話するのだと思う。
会話する相手は、
なんとなく、
この写真を見返すであろう自分と
これまでの自分のような気がする。

こういうの好きだよね?
と、過去と未来に投げかけているような
そういう感じなのかもしれない。

でも、会話どころか
今の自分ばかりが押し付けるように
話し続けている気もする。
私の写真は、視野が狭いなと思う。
寄った写真が多い。
広角で撮ったところで、
どこか閉じ込めたような気がする。

閉じていく写真なのだろう。

それならば、
存分に自分というものを
詰め込めば良いのだろうか?

それも上手くいっていないように思う。

たくさん集めたら
少しは深くなるのだろうか?


寫眞徒然

日々グラファー柴原佐也加の写真サイト。 例えば、大好きな人にその日のコトを話すように、 記憶と記録を写真に込めて撮っています。

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