黄昏時の色

冬に近付くと、
そこは太陽へ向かう道になる。

眩しいと思いながらも
太陽に向かって自転車を走らせる。
夕刻のススキは
月のように太陽の光を受けて輝く。
それがとても綺麗だと思う。
太陽から目を逸らしていくと
夢から現の曖昧な世界。

でも、完全に現実に返った訳でもなく
太陽が残した火がチラチラと
見え隠れする。
カメラと妄想に耽る場所。
ここで描くものは、少し切ない。

少し切ないけれど、
どこかに体温くらいの熱は持っている。

寫眞徒然

日々グラファー柴原佐也加の写真サイト。 例えば、大好きな人にその日のコトを話すように、 記憶と記録を写真に込めて撮っています。

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