色を失うまでの時間
沈みゆく太陽の強い光に照らされて輝く
太陽と同じ色をしたススキを夢中で撮った。
その後は、空が色を変えていく様を撮った。
そして、
太陽が去って光を失いつつある海岸を後に
家路に着く。
太陽の残滓は少なく
薄闇になるほんの少し前の時間。
人も車も家路を急ぐように通り過ぎて行く。
そんな時にふと立ち止まる。
光と共に色を失いつつあるモノたちが、
名残を惜しむように佇んでいたから。
今は明日に向かう余韻の時間。
信号が変わったのに、
しばらくぼんやりしてしまった。
また、会えない日々が積み重なる。
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