黄昏過ぎて灯る花
波止場の写真学校 鈴木知子アカデミーのリモート授業が終わった。
授業が少し...、だいぶ長引いたので、すっかり暗くなってしまった。
秋の日はつるべ落とし。
それでも少し写真が撮りたくて、カメラを持って外に出る。
今、彼岸花が咲いている。
彼岸花の異名は、美しいものから禍々しいもの、そして醜いものまで、実に1,000を超えるらしい。
この日撮った彼岸花は、どの名前のイメージだろうか?
狐提灯、狐の花火...
提灯煌々(ちょうちんかんかん)というほどではないか。
どうやら、この花の朱は、火や灯を連想させるらしい。
黄昏過ぎて見た彼岸花は、惑わす朱色をしている。
この花がぼぅっと灯ってしまったら、帰れなくなるかもしれない。
そんな妄想が捗る。
想像を掻き立てる花だなぁ...。
彼岸花の朱色にすっかり魅せられて
この花の新しい異名になるような
妖しいイメージは無いものか...などと
考えてみる夜の始まり。
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