涼を感じる符牒

赤い提灯が並ぶと
なんともいえない夜の気配を感じる。
昔むかしの妖艶な夜を思い浮かべるから
だろうか?
懐かしさ、
暑さ、
冷たさ、
物に込められた共通認識を使って
想いを伝えようとする。
茹だるような暑さに求めるのは
涼しさ。

日本人は長い時間をかけて
涼しさを感じる文化を作り上げてきた。
爽やかな緑、
水、
そして、風鈴。
透明な音色に涼を感じるのは
どうやら日本人独特の感覚らしい。

音で風を視覚化する。

とても素敵な感性だと思う。


寫眞徒然

日々グラファー柴原佐也加の写真サイト。 例えば、大好きな人にその日のコトを話すように、 記憶と記録を写真に込めて撮っています。

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