さかしまな世界
ガラス玉越しの世界は、
逆さまで、わん曲していて、
いつもの風景がいつもと違っていた。
額縁と同様に眠っていたガラス玉を
久しぶりに持ち出してみた。
何を、どう、が全くわからなくて、
とにかくガラス玉越しに世界を見てみる。
段々とガラス玉に写った世界を
収集しているような気になって、
楽しくなってきた。
いつもと違うことが
手の中にあって良かった。
先が見えない道は、まだ続く。
だと言うのに、私は止まってしまいそうで
焦っている。
凪いでいく心に、風を吹かせたい。
出来ることは何だろう?
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