空と海の境界
水平線が曖昧な
空と海が溶け合う風景というのを
見たかったんです。
この日見たかったという訳ではなく
なんとなくずっとそう思っていた、
という話。
夏の湿気が水平線を曖昧にしてくれて、
フェリーの甲板で
コレは、見たかったヤツ!
とひとり静かに興奮して
写真を撮ったのです。
海と空って
同じ青じゃない。
大体、どっちも複雑な色をしている。
時間や角度、天候...
様々な条件が絡まり合って
見えているその色に、
さらに記憶という脚色。
人それぞれ、
目と脳の機能は全く同じではないので
見え方も違う。
よくよく考えたら、
それは決して交じり合わない空と海のよう。
なんで、境界が溶けるような
空と海を見たかったのか?
平行線を辿るモノが交じり合うトコロが
見たかったのかな...と。
ま、同じように見えなくても
同じものを綺麗だと感じることはできるし。
価値観が似てるだけでも
それはすごいことなんだなーなんて
言ってみる。
...それにしても、
3枚目の写真、SNS向けではないなぁ(笑)
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