fiction
雨曝しのパイプ椅子。
その座面は複数の鋭利な刃で裂かれていた。
まるで大きな爪がつけたようだ...。
そう思った瞬間に、あの獣のことが思い浮かぶ。
そんな、まさか。
慌てて打ち消した直感はしかし、水中に墨を滴らしたようにじわじわと不安となって広がる。
...と、まぁ、ボロボロの椅子から妄想する訳ですよ。
そうすると、ヤバイ獣に襲われた廃村的風景に見えてきたり、こなかったり。
ちょっとは言葉に引き摺られてきませんか?
今日の仕事中に、
虚構の世界って何か良くないか...!?
と思ったのです。
写真は虚構を作ることができます。
もう3月だけど、
今年は虚構を意識して撮る。
...で良いんじゃないかと。
虚構を意識するって、どーいうことだよ?
と我ながら思うのですが、
まぁ、そこは追々考えます。
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