青と生成り色

冬の海辺で見つける色は、
青と生成り色が目に付く。

青は、空と海の色なので、
そりゃそうだろうという感じだけど。

色を失った草たちが、
白になりきれずに乾いた音を立てて
揺れている。

これが、近所の海の冬だと思う。
太陽が夕陽色に染め上がるのは、
きっとこの場所が色を失ったから
なのだと思う。

夕陽色の世界を作るために、
太陽は冬になるとこの遊歩道の先に
落ちていくんだ。

などと、妄想しつつシャッターを切る。

富士山がよく見えるのも冬。

毎日の運勢を占うように、
富士山が見えるか確認している。

そういえば、富士山が青に見えるのは 
なぜだろう?


寫眞徒然

日々グラファー柴原佐也加の写真サイト。 例えば、大好きな人にその日のコトを話すように、 記憶と記録を写真に込めて撮っています。

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