虞美人草

真っ赤なその花は
凍えた冬に熱をもたらすように見えた。

その鮮やかさに、心奪われる。
複雑な曲線が波打つ花弁のひだを
王冠のようなシベの輪を
飽きもせず見ていた。
この鮮やかな赤が
いつまでも続けば良いのに...。

そう思っていた。


寫眞徒然

日々グラファー柴原佐也加の写真サイト。 例えば、大好きな人にその日のコトを話すように、 記憶と記録を写真に込めて撮っています。

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